Redundanz

僕の言葉は、人と話をするためにあるんじゃない。

雑文

1027

暗い情動を鍵盤にぶつけてもピアノが鳴らすのはいつもと変わらない音で。そのことに安心すればよいのか無力感を覚えればよいのか、僕にはまだわからない。

0820

黒猫なんていないよ、ただ黒猫という言葉があるだけ。それは取っ手なんだ、あるいはツマミかもしれないが、それを介することで君は現実を操作できる。まあ君や現実も同じく取っ手の一つにすぎないんだけどね。烏はそう言うとばさりと羽ばたいて忽然と消えた…

0320

木漏れ日の影が頁に落とすコントラストをいつまでも眺めていたいと思った。 異常な倦怠感。慢性疲労症候群(CFS)を疑っているのだけれど、診断を受けたわけではないので確証はない。そもそもCFS自体曖昧な概念で、いま現在明確な定義は存在していないという。…

意味の意味とか 解釈の解釈とか そういった種類の言葉遊びが 言語の裡で許されているためには 意味という語の意味や 解釈という語の解釈が 意味や解釈という言葉に先立って 言語の外のどこかあっちの方角から あらかじめ定められてある必要があるという (概…

音楽

廃墟。打ち捨てられただだっ広い空間。人類はすでに絶えてしまって久しい。栄華をきわめた科学文明も悠久の時の流れには逆らえなかったのか、少しずつ自然の侵略にさらされていた。侵略!なんと人間的な響きだろう。自然はただ物理法則の体現者であるに過ぎ…

0726

温度差からエネルギィを取り出せるのと同じように、僕らは平衡状態から距離を取ることによって認識と思考の能力を得た。同時に、世界には物事を平衡へと近づける圧力があり、考えることは僕らを安定した虚無へと近づけてゆく。 一切の知識は道具だ。そして道…

電車にて

死ぬのは恐ろしいことだ 自分が消えるというのは、得体の知れない薄気味の悪いことだって たとえば記憶の中の僕なんかは考えていて たしかに実感としては、今だってそうなのだが しかし最近こんな風にも思うのだ 僕らは一瞬一瞬のうちに生まれては消える 青…

魂の咆哮とか

自分の魂をうまく叫ばせることができない。自分の心を、どこか冷静に眺めている自分がいる。そいつがいつからいたのかは、よくわからない。最初からいた気がするし、最近獲得したものであるような気もする。昔はもうちょっと感情的だったと思うのだけれど、…

文章のこと

あなたがこれを読んでいるということは、今この文章は読まれているということですね。読まれること、それは文章の本質です。何者にも解釈されていない文字列は、インクの染みや半導体上の電位差の集まりにすぎない。まあインクの染みがインクの染みであると…

習慣のこととか

何か書きたくなったので書く。なんでかっていうと人が面白い文章を書いていてなんかいいなーって思ったからであってやっぱり何か書きたいことがあるわけではない。いや書いておきたいことはたくさんあるんだけれどそれを書いたところで面白くはならないよね…

文章

言葉を綴るときの速度の重要性は大きいように思います。特に技術的なことを考えていなくても、ゆっくりと書くだけで、少し読み心地の良い文章になる。心の中で自然に反応が進んで、さらさらと言葉が流れ落ちてくる感じです。思考と表現が手を取り合って踊っ…

救いの話

昔のことを思い出していました。小学五年生の頃だったか、僕は通っていた学習塾の合宿に参加しました。その塾はそれなりに大きくて、九州各地にたくさんの校舎を持っていたのですが、それぞれの校舎の生徒たちが一同に会すのです。たくさんの小学生たちがク…

人が怖いということ

精神医学の講義で、認知再構成法というものの存在を知ったのだけれど、それについて漠然とした歯がゆさを拭えないので、書きながら考えてみようと思う。ただ何かしら意味のある言葉を書き連ねてやりたいという気持ちもある。むしろこちらが本懐かもしれない…

読みやすい文章

読みやすい文章は読みやすいなあって感じるんだけど、いったいどうして読みやすいのかはよくわからないことが多い。リズムが良いとか、言葉の選択、言い回しが適切なのだと説明してみて、では、リズムが、言葉選びが良いとはどういうことか、となる。 とはい…

0410

なにかを書きたい気分なのでなにか書く。なにか。そういう冗談はいいですか、そうですか。 散々繰り返し書いている気がする文句をまた繰り返すことになるけど、僕は、なにか書きたいことがあって文章を書く、ということはあまりしてない。書かねばならないこ…