Redundanz

僕の言葉は、人と話をするためにあるんじゃない。

限りなく透明に近い透明。

 サークルのリハーサルへ。2分の遅刻でした。僕にしては頑張った、頑張りましたよ。(ぱちぱち)
 7時間ぶっ続けで歌ったので喉がいたいし身体が怠いです。歌をうたうと、酸欠みたいになって、何も考えられなくなります。心が薄くなって、自分が楽器になるような。歌っているのは誰かしらん、震えているのは何だろう。眠くなって、立っているのがやっとになり、そして自分を取り戻しては楽曲を調教する、その繰り返しです。嫌いじゃあ、ない。
 最近、ピアノの美しい旋律が聞きたいなあとよく思います。それが、僕に演奏されるものならなお良い。ピアノ始めてみようかな、とぼんやり考えています。今からでも、弾けるようになるだろうか、とか。むつかしいかな。

 透明なヒトになりたいな。ちょっと固めの鍵盤を、とんと強めに叩いて生じる、強く澄んだ音みたいな。それがするすると連なって、水面を押し上げる湧き水のうねりのように、僕を形作るといい。透過する陽光は虹色に分解され、織り交ぜられ、ピアノの鍵盤を再構築する。無限に続く反復の音階。それは、差分としてしか存在しない何者か。歪みとしてしか心に映らない、透明な非存在。
僕はそれを自意識と呼ぶ。みたいな。

 眠いです。明日は5限全部埋まっていて、ああもう。とりあえずALESSの課題をやらねばなりません。今日は寝れるかしら。