Redundanz

僕の言葉は、人と話をするためにあるんじゃない。

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 今朝見た夢の話。遥な未来、人類は宇宙に進出し、銀河系中にその生存圏を拡大させている。けれども星間航行・通信の技術を含めた高度のテクノロジーは惑星管理委員会が独占しており、市民は概ね近代〜現代の生活水準で暮らしていた。そんな中、惑星Mに住む僕と先生(これが誰だったかはよく覚えておりません)は、古い伝承を確かめるために小型の航宙艇をかっぱらって密航し、太陽を挟んで惑星Mの正反対の位置に、赤い謎の惑星を発見する。そこへ降り立った僕達は、その惑星を管理する男(彼はただ一人でその星に住んでいました)に迎えられて、惑星の秘密を教えてもらうのだけど、その内容が本当にしょうもなくて(内容は忘れてしまったのですが)、僕たちは落胆する。男は笑って、宇宙の秘密なんてつまらないもんだ、自分の星でそれなりの幸福を享受するのだな、と言うのだけど、僕はそれでも真実が知りたいのだと叫んで、そこで目が覚める。

 毎週楽しみにしている脳科学の講義、今日は脳波の話でした。講義をしてくださった先生は、あの池谷裕二先生のお弟子さんだった方らしく、特にそれとの関係はないと思いますけど、頭の切れそうな感じの人でした。その分説明もわかりにくかったけども。α波が生じる仕組みとかはじめて知りました。視覚情報が入ってこなくなると、視床ニューロンの発火と抑制のバランスが変化し、生じたループが規則的な脳波を生み出すらしい。また海馬で見られるθ波が、海馬の外側でも何らかの機能を果たしているのではないかという先生の研究についても少し説明してくれたのですが、ワーキングメモリと連動している可能性があるようです。θ波は歩行・探索に関連して発生するらしいので、僕が歩きながらだと落ち着いて思考できることと何らかの関係があるのかもしれません。妄想ですが。
 授業後に幾つか質問をしたのですが、その内容を評価されたので少し嬉しかったです。分子生物学的な見地とはまた違った、マクロな脳の状態の表出としての脳波の研究というのは、なかなか興味をそそられたので、おすすめの参考文献を尋ねたところRhythms of the Brainという本を紹介されました。レポート課題用に読んでみようと思うのですが、駒場の図書館にないぽいので、買うか本郷の図書館にゆくかせねばなりません。ちょっと面倒臭い。というか僕は本郷の図書館使えるのだっけ。

 その後ボイトレ。ちょっとした問題が解決したので満足。帰ってから、部誌の作成をしています。今までマニュアル通りにやっていたところを、少し改変したのですが、割と作業が楽になりました。どうしてもっと前にそうしていなかったの、自分の知性が疑われます。明晰に明晰に。