Redundanz

僕の言葉は、人と話をするためにあるんじゃない。

1224

 僕の後任の広報委員長の都合で、部誌の印刷を手伝いにゆきました。慢性的な睡眠不足のため起きるのがつらかったですが、頑張って大学へ。そういえば去年のこの号は僕も都合がつかずに前任にやってもらったのでした。懐かしい。今回は、これまで気になりつつも精度の問題で使用を断念していた自動紙折り機械を思い切って使ってみたのですが、これが割と英断だったぽく、いつもよりかなり早く製本作業が終わりました。折る速度が倍になるものな、もっと早く使っておくべきであった。
 製本後、飯田橋にある警視庁遺失物センタに行って、メガネが届いていないか確認しました。センタ内には何人かの人がいて、その一部は失くしたものとの再会を果たしているようでした。僕も彼らと同じ道を辿れると良いのだがと、整理券を貰って待っていると、すぐに順番がやって来ました。メガネをなくしたのですと係の人に話しかけると、ではこれに記入してくださいと紙を渡されたので、記憶を手繰り寄せながら詳細に書きます。書きながら思ったのですが、僕は警察関係者のまとう空気があまり好きでありません。いくら押してもびくともしない壁を前にしている気分になります。こわわ。書き上げて提出すると、しばらくして名前を呼ばれました。どきどきして結果を聞くと、係の人は、残念ながら届いていないといいます。もしもどこか店内で紛失していた場合は、発見されていてもまだ警察に届いていない場合もあるので、そこも確認してみてくださいという言葉に見送られて、すごすごと帰宅しました。あの日は東急プラザで本を買ったので、今度そこに確認してみようと思います。
 家に帰って、しばらく寝て、ちょっと豪華な晩御飯を食べて、それから絵を書いていました。やはり僕は困難を技術で解決することを学ばねばと思います。工作とかお絵かきとか、なんとなくで出来てしまっていたために、出来ないことを体系的な技術で克服することを全くやらずにここまで来てしまったのです。問題を言葉になおして、切り分けて、解決して、それを覚えておくこと。それが出来るようになれば、僕はもっとはやくなれる。