Redundanz

僕の言葉は、人と話をするためにあるんじゃない。

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 ニューラルネットワークのことを考えていてふと妄想したこと。神経の情報伝達がああいう仕方で行列の積や関数の適用として表現できるのなら、人が現実を認識して思考するその行程だってそういう風に表現できるはずです。一兆行一兆列行列とかで。というより、宇宙の内部で起こるあらゆることについてそれが言えるのではないかな。そして、知るとか思考するといった人間の振る舞いも、この宇宙で許されている全ての変換の集合の中に含まれている。それらの一般的な性質を調べて、宇宙が宇宙自身をある種の変換(人間の認知の性質を内包するようなもの)を施し得ないことを示せれば、宇宙の部分であるところの人間が宇宙を知れないことが示せるのではないか、とか考えました。いや、知れる可能性はあるけれども。なんかSFのネタくらいにはなりそう。