Redundanz

僕の言葉は、人と話をするためにあるんじゃない。

0301

 いつの間にか3月になっていて非常に驚いた。2月って28日までなんですね。(世間知らずなお嬢様風におっとりした声で)
 最近世間を騒がせているBitcoinについて何かしらの記事を書いてやろうかと思っていたのですが、現論文を再読していたら、論文に書かれている抽象的な暗号通貨に課せられる要請とBitcoinにおける実装との間で頭が揺れてしまってよくわからなくなり、結局やめにしました。前に仕組みを理解した時もそうだったのですが、僕の頭はこういう文章を読むのに向いておらず(読みながら言葉で考えるというのが苦手)、意味を取るのに非常に苦労するのです。このような文をすらすら読み解いてその展望を頭に思い浮かべられる人間がいるのだと思うと、自分が本当に頭の悪い人間であるように思えてきて悲しくなります。頭良くなりたいものよ。
 チャルマーズの科学論の展開を読んでいます。なかなか良いです。僕が問題として意識しすらしていなかったことが沢山書かれている。とりあえず反証主義の問題点の章まで読み終えたので、次はクーンのパラダイムとかその辺のお話です。期待。
 夜はまたデッサンをしていました。夜も遅いので軽くラフスケッチをしたのですが、前回一枚の絵を書くために何度も試行錯誤したのと比べて、ささっとバランスよく当たりを取れるようなった気がします。僕の目は(多分人間の目は)広い範囲を同時に精密に見ることは出来ないので、一度全体を見通して大まかな比率を感受し、頭のなかに像を再構成しつつ、細部をそこに書き加えてゆくという階層的な方法が大事なのです、多分。しかし相変わらず明暗を黒色の濃淡で表現するのは苦手なので、これは次回の課題にしましょう。そもそもまともな鉛筆を買ってきたほうが良い気がする。流石にBの鉛筆一本ではねえ。