Redundanz

僕の言葉は、人と話をするためにあるんじゃない。

0719

 コンピュータにいろいろ計算させていたら一日が終わりました。冗長性のあるニューラルネットワークを作ってみたいよねということをかねてから思っていたので、知っている限りで脳神経の挙動を真似た、一方通行でないネットワークを構築してみたのですが、なかなかうまい具合にゆきません。はじめは四角形一般の性質を学習させられないだろうかと、様々な四角形を入力にとって判別させる訓練をしてみたのですが、正答率は6割位とあまりふるいませんでした。使わない回路を切断してしまう仕組みになっているので、学習させている内に前の内容を忘れてしまうのです。それを防ごうとしてやたら物覚えを良くすると、今度はてんかんの発作みたいに全てのシナプスが発火して、有用な振る舞いをしなくなってしまうし。パラメータを自動で調節する仕組みと、それから人間のように小さい頃の学習結果ほど忘れにくい仕組みを作ってやる必要があるようです。まあ今日は疲れてしまったので今後の課題にしましょう。計算機が計算している様を見るのは楽しいです。

 明日は高校の先輩と会う約束をしているので早起きせねばなりません。今夜はさっさと寝てしまおう。