Redundanz

僕の言葉は、人と話をするためにあるんじゃない。

0210

 定期的に思うことだけれど、自分の中にある「手癖でそれなりのものを生み出せる」ことへの異様な執着はなにから来ているのだろう。軽やかな文章が軽やかに書かれたとは限らないし、鮮やかな絵が鮮やかに描かれたとは限らないのに、どうしてかしらん、僕は無造作に素晴らしいものを創りだす右手と頭を渇望している。それは結局、自分の中に自分でない天才を飼っていたいということなのであって、僕がどうにかなりたいってことではないんじゃないか。天才の内面はシンプルであってほしいと思ってる。なぜなら僕は努力のできない怠け者だからです。集中することによって生じる心的な負荷を恐れています。さあ、内なる天才少女の声に耳を澄まして。

 友人とベイマックスを見にゆきました。いろいろ感想を書いてみたのですがどうもしっくりこないのでデリィト。よく出来たお話だと思ったけどなんかもやもやします。なんというかマッサージを受けたみたいな気分です。気持ちいいんだけどそりゃあ当たり前なんですよ、という。