Redundanz

僕の言葉は、人と話をするためにあるんじゃない。

0522

 大学のベンチで本を読んでいたら修学旅行で本郷にやってきていた中学生たちにインタビューされたのですが、あんまりまともな回答ができず非常に申し訳ない気持ちになりました。「卒業後は何をするつもりですか」とか「どうしてこの大学に入ったんですか」とかきらきらした瞳で尋ねられて、うっと答えに窮してしまった。その問いに答える資格を僕は持っていないと思う。僕は彼らを失望させてしまったかもしれない。ただまあ当の僕自身が僕には失望しているのだ。東京大学の信頼回復は他の優秀な学生たちにお任せしたい。
 「中学生に戻れるとしたら何をしますか」という質問には、「数学と哲学、それからプログラミング」と答えておきました。これはかなり正直な気持ちです。