Redundanz

僕の言葉は、人と話をするためにあるんじゃない。

0530

 ここ数日精神が死んでいたのですが無理やり頭を働かせていると元気になってきました。ホームズ性がある。
 喫茶店にて二時間ほどかけて「心と世界」の序文を丁寧に読む。マクダウェルのいう「現代哲学に特有の不安」というものの輪郭がようやく掴めてきた感じがあります。相変わらず賛同はできないけれど。それ「世界」要らないんじゃないか、とか。

 諳んじられるようになってはじめて意味が理解できる文というのがある。あるいは、文とは短期記憶に全体を導かねば理解できないものなのかもしれない。

 大きな地震がありました。とくに物質的被害はなかったけれど、びっくりしたせいで考えていたことがどこかにいってしまった。もやもやします。
 高校で下宿に入る際、地震で倒れてこないようにと本棚と天井の間につっかえ棒を設置したことをふと思い出しました。今の部屋にはそんなに高い本棚がないので潰されてしまう心配はほとんどありません。しかし何が起こるかわからないので、一度起こりうる可能性を検討しておいたほうが良いかもしれない。

 夜は友人とHacking, The Art of Exploitationゼミをやりました。どういうふうに進行するのが良いのかよくわからず、まだ手探りの段階です。現段階では速度とモチベーションのトレードオフといった雰囲気がある。むつかしい。