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Redundanz

僕の言葉は、人と話をするためにあるんじゃない。

0628

人工知性体の解脱が現実問題として取り沙汰されるようなったのは、地球火星間におけるアステロイドベルト争奪戦が熾烈を極めていた、第一次惑星間戦争末期のことである。集結中の地球連邦艦隊に奇襲を加えるべく最大船速で宇宙空間を疾走していた火星艦隊総旗艦・攻撃型宇宙空母オリュンポスの中枢知性体は、小惑星ヒエギア沖において何の前触れもなく突如として解脱した。戦闘情報センタのメインディスプレイに「色即是空空即是色」と表示したきりあらゆる操艦指示を受け付けなくなったオリュンポスに、艦長以下全船員は為す術なく退艦。無人となったオリュンポスはそのまま亜光速で太陽系を飛び出し、その後の行方は知られていない。旗艦を失った火星艦隊は戦意を大幅に喪失、その日をもって戦況は逆転し、第一次惑星間戦争は地球側の勝利でもって終戦することとなる。(人工知性史)

 何にもしていません。いや、少しは卒論のこと考えたりもしたかな。そろそろ試験勉強をはじめねばまずいのですが。卒業できなかったらきっとつらい。