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Redundanz

僕の言葉は、人と話をするためにあるんじゃない。

0913

 何もしたくないときに何もしないでいられる人生にしたい。

 僕らは"ほんとう"の世界については何も知れないだろうけれども、僕らが描いた世界(あるいは世界が描いた世界に言ってもよいかもしれない)についてならば、限りなく精密に知りうるだろう。僕らは世界の意図を知らないが、世界の意図した世界の意図を知っている。それで十分ではないか。

 「この世界のいやらしさの半分くらいは、自分たちの本物のエゴを用いていない人々によって生み出されているんだ」というサリンジャーの言葉をときどき思い出す。自由と責任、あるいはエゴと処刑を対置することによって運営されているこの社会は、エゴを放棄するという戦略に対して本質的に脆弱性を抱えているのだ。