赤さや痛みといった感覚こそが世界の本質的要素なのだと考えると、さらにその先へ進むためには、赤さと痛みとを本質的に区別するための原理を導入する必要が出てくるように思う、僕はそれを避けたい。赤さと痛みの区別すら、それはわれわれが便宜的に境界づ…
木田元「マッハとニーチェ」を読んでいて次のような記述に出会った。マッハが自分の若いころを振り返って書いたものらしい。 ある晴れた夏の日に……突如として、私の自我をもふくめた世界は連関しあった感覚の一集団である、ただ、自我においてはいっそう強く…
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