Redundanz

僕の言葉は、人と話をするためにあるんじゃない。

0420

 ときどき、迷路を解くために作られたロボットが迷路から出る日のことを考えます。彼の、迷路を解くために特に調整された認知機能と思考回路は、そこで何を見るのか。彼が迷路を解くために作られることが、どの程度必然だったのか。それから、僕らの周りに広がる迷路のことを。

 追試に向けて電磁気の勉強をしています。やってみると案外面白くて生きる気力が高まる。しかし、電場や磁場といった場の概念が、どの程度実在するといって良いのか少し戸惑います。原子が見えないけども確かに存在しているよう感じられるのと同程度に、それらは存在するのか。それなら、どうして原子との印象の差があるのか。原子も電場も、人類の認識によって分節化されたものであるという点では同等なのだけど、単純にヒトという生物の有り様によっている、ということでいいのかな。よくわかりません。
 この辺りで数式に思考を投げることが出来れば、こんな悩みは消え去ってしまうだろうと思うのですが、抽象化の苦手な僕はここで足踏みをしている。(ファインマン先生が数式的理解を推奨していたのはこういう理由からなのだな) まあ今のところは問題が解ければよいのです。ちゃちゃっと読み進めましょう。

 明日も追試の勉強をしなくてはなりません。サークルに顔出せないなー。