Redundanz

僕の言葉は、人と話をするためにあるんじゃない。

0621

 部誌の掲載し忘れた原稿を印刷しにゆきました。隣の駅で人が自殺したらしくて(これは後で調べて知ったことです)、電車がずっと遅れていました。ほんの数キロ離れたところで事故があったということと、それについての自分や周囲の人々の反応には、考えさせられるものがあります。人はみな死というものを日常の枠組みに組み込めていないのではないか。生きているのものはいつか死ぬのだということを、まるでファンタジィの中の出来事、設定のように考えているのではないか。当たり前の知識として知っていながら、これほど実感が遠いものはないように思います。そしてそれこそが、死というものの持つ力なのだろうとも思うのです。僕が囚われ続けている自意識の奇跡、まるで魔法のように思われるそれが、普段そう感じない多くの人たちにに突きつけられる瞬間。




Twitterで流れてきたウェブサイトに載っていた問題。答えがないので解いてみました。

(問題) 旅人が分かれ道にやってきた。 片方は天国に、片方は地獄へと続いている。 そこに3人の天使がやってきた。 旅人は3人の天使に2回だけ質問をして 天国に行く道を見つけだすにはなんと聞けばいいか? ただし、3人の天使は正直天使、うそつき天使、気まぐれ天使である。 正直天使は必ず正直な答えをし、 うそつき天使はかならず嘘の答えをし、 気まぐれ天使は気まぐれであるとする。外見はそっくりである。


 気まぐれ天使をどうするかと暫く悩んだのですが、結局この問題は、はじめの質問相手が正直天使またはうそつき天使であった時に、どうすれば残りの二人のうち気まぐれ天使でない方を知ることが出来るかということになります。そうして、2度目の質問はその天使にすればよいのです。
 なぜなら、もしはじめに質問した相手が気まぐれ天使であった場合、残りの二人は正直天使かうそつき天使のどちらかですから、気まぐれ天使の返答がどうであれ、相手を嘘つき天使または正直天使であると想定して動けば、2回めの質問は気まぐれ天使でない天使にすることができるからです。
 気まぐれ天使でない天使は、「あなたはこの道が天国へ続いているか?と聞かれれば、はいと答えますか?」と問えば嘘つきでろうと正直であろうと同じ答えを返しますから、天国へゆくことができます。よって、上記の様な状況を生じうる質問を考えれば良いことになります。

(答え)
 説明上天使にA,B,Cと名前をつけます。
 まず、天使Aに「あなたは天使Bは気まぐれ天使か?と聞かれればはいと答えますか?」と問う。返事がはいだったなら天使Cに、いいえだったなら天使Bに、「あなたはこの道が天国へ続いているか?と聞かれれば、はいと答えますか?」と問えば、どちらが天国への道か知ることが出来る。