Redundanz

僕の言葉は、人と話をするためにあるんじゃない。

0928

 久しぶりのサークル。腰が痛かったから休もうかとも考えたのですが、そろそろまじめに練習しないと間に合わないなと思い直して行ってきました。次の定期演奏会の曲が歌っていて楽しいのでよい。初演だし頑張らねばね。
 音楽を覚えることを最近理解してきたように思います。細部を記憶しつつ、全体を把握するやり方が分かってきたような。
 その後バイト。どうしてサークルのある日にシフトを入れていたのかわかりませんが、わざわざ電話して変えてもらうのも精神に負担がかかって嫌なので、練習を少し早めに抜けることに。サークルから直接バイトにゆくのは初めてだったので、いつもと違うルートで向かったのですが、道すがらの風景にとても懐かしいものを感じてなんとも言えない気持ちになりました。そこからお話がはじまりそうな、素敵な日常感。うずうずする感じ。今にもノスタルジックなBGMが流れ始めそうな雰囲気がありました。楽しい。きっと、秋が近づいているのもあるのでしょうね。寒くなると過去が近づいてくるような気がするのだ。
 バイトはあまり調子良くありませんでした。頭がうまく回らない。少し風邪気味ぽいのもあるし、歌ったあとで脳みそが疲弊していたのかもわからない。どんどん高校までの知識が遠のいていっているようです。僕の唯一の特技だったのにな。何もかもが失われてゆく。

 昨日、サリーとアンの課題というものを知って自分でもやってみたら、危うく間違えるところでした。それの応用例であるジョンとメアリーの課題については、まず設定が把握できずに、必死に論理的に考えた末に正解しました。まともに成長した人間ならば、6,7歳でこれらの課題に直観的に正解できるらしいのですが、僕にはそれが信じられません。もちろん、考えればわかるけども、多くの人達はなんとなくでこれに答えられるというのです。僕はうすうす自分がまともでないことは理解していましたが(それでも微々たるものだと思っていた)、このように明白に僕の欠陥を示す事例を見つけてしまうと少しショックでした。やはり僕は自閉症の傾向があるのかもしれません。もちろん自閉的な傾向はそれを才能と見ることも可能であって、僕はそれに関して何ら引け目を感じはしません。しかし、自分がまともでないことをもっと以前から把握できていたなら、過去の症例などを参考により充実した生活が遅れていたのかもしれないと思うと少し悔しいものがあります。まあこれから改善してゆけばいいのだろうけども。明晰に生きねば。