Redundanz

僕の言葉は、人と話をするためにあるんじゃない。

1130

 自意識の唯一性の前では、人間の認知、言葉の抽象一般化の能力はいささか分が悪いように思います。例えば、物体Xの性質はすべてが特殊で、その性質を持つものは物体X以外には原理的に存在しないという時、どうして物体Xの性質を僕らは知ることができるでしょうか。そんなことを考えてゆくと、知ることが出来るのものは、はじめから知ることが出来るようになっていて、その知ることが出来るということの根源に痛みとか赤さとかがアプリオリに存在するよう思われるわけです。だから、林檎とは何かというのと同じ仕方で赤さとは何かと問うと、それ以上先に進むことが出来ず足踏みすることとなる。それでもなお赤さとはなにかということを知りたいとき、いったいどのようなアプローチが考えられるだろうかということを、ちょくちょく考えています。なかなか進捗は見られないけども。

 サークルの先輩の主催した遊びに参加したり、日大のコンサートを聞いたり。結構疲れてしまって、今ほっぺたがぼーっと熱を持つタイプの眠気に苛まれています。明日は新しいバイトの面接です。頑張らねば。まあ友人からの紹介なのでほぼ採用してもらえるのだけども。