Redundanz

僕の言葉は、人と話をするためにあるんじゃない。

0506 - Let me be alone.

 サークルの合宿に行っていたりなんか面倒くさかったりで、かなり間隔が開いてしまいました。

 今日はベッドが届きました。実家が買って送ってくれたのです。自分で買えよという感じなのだけど、家具屋までいって物を選び持って帰るなんてことは現在の僕の精神状態では無理っぽかったしありがたいことです。ただ、母が配送に加えて組み立てサービスまで申し込んでしまっていたので、知らない人が僕の家で作業をするという事態を想像してひどく緊張し、午前中いっぱいはかなりナーバスになっていました。些細な事で苛々したり思考がうまくまとまらなかったり体が動かなかったり。我ながら脆弱な精神だ。
 実際の組み立ては二十分くらいで終わって、しかも時間のかかる収納の組み立てはスペースの問題から(ちゃんと部屋を整理していなくて配達員の方に申し訳ない)玄関前の廊下でやってもらったので、あんまり精神的な負荷はありませんでした。やっぱり緊張はしたけども。人が作業している横で何もしないのって案外難しいのですよね。これはサービスなので向こうに全部任せてしまってなんの問題もないはずなのに、しかし横にボケーッと突っ立っているのは馬鹿みたいだし、あまりに無関心さを表に出すのは失礼な気がするし、かと言って手伝ったって邪魔なだけだし。こういう時のための作法が整備されていればなと思います。人に何かしてもらっているときは常に敬礼しておくのが礼儀である、とか。もしかして礼儀作法というのは、自分が何もしない状況というのを埋めるためのものなのかも。
 ベッドの寝心地はそこそこです。いつもより天井が近くて少し不思議な感じがします。これで寝転がる空間が床から分離されたわけで、自分の手が届く範囲にものが集まってくる現象が緩和できそうです。ぴろりん、QOLが11あがった!

 もう少し孤独でいたいという気持ちが認められてもいいんじゃないか、と思います。これは自分がそう思い込んでいるだけなのかもしれないのだけど、例えば誰かから遊びにゆくことを誘われた時に、今一人でいたいからという理由で断るのはちょっとむずかしいです。遊びにゆくのが嫌なのではなくて、一人でいたい気持ちがそれを上回っているということなのですが、ネガティブな意味で解釈されてしまうと、次から誘ってもらえなくなる、ような気がする。誰とも話したくないときに電話がかかってくるのなんかも同じように苦手です。無視するのは心苦しいし、かと言って電話にでるのもつらい。別にあなたが嫌いだとか家を出たくないとかそういうことじゃなくて、ハンバーグが食べたいとか、本を読みたいというのと同じように、一人で過ごしたいだけなのだけど、そういうことをうまく伝えられる自信がありません。ただの暗い奴に思われてしまうのは少し悔しいし。ひとりぼっちであることを忌避したり、逆に過剰にそれを持ち上げてみせる言説をよく見るけど、そういうことを臆面もなく言ってみせる人たちには、どうせ強がりだと思われるんだろうな。ぬぬぬん。ハンバーグ食べたくなってきた。

 http://www.u-tokyo.ac.jp/public/public01_260402_j.html
 ちょっと面白い話をTwitterで見ました。生物のニューロンが学習をするというのは、シナプスの発火が、その後の発火頻度に影響を与えることによって行われていると考えられているわけですが、これはその影響の与え方に報酬が関係することを直接的に示した実験であるよう。具体的には、マウスの頭のなかをモニタして、特定のシナプス発火を観測した直後に、脳に直接報酬を与えたのち、そのシナプスの発火頻度を調べています。その結果、わずが15分程度の学習によって、脳はどのシナプス発火が報酬に結びついているのかを把握し、そのシナプスの発火頻度のみを選択的に上昇させることが判明した、とのこと。まあ一度発火したシナプスの発火頻度を全て上昇させていれば有用な反応を生み出せなくなるので、割り合い直観に則した実験結果ではあると思いますが、実際にそれをどうやって実現しているのかは気になるところです。相関を計算していたりするのかしら。ところで、面白いのはこの学習のプロセスにはモチベーションが大きく関係しているぽいということです。うつ状態のマウスでは学習がうまくいかない、らしい。抗鬱薬投与してドパミン増加させると学習能力が戻る、とも。僕もやる気出さなきゃなあ。