Redundanz

僕の言葉は、人と話をするためにあるんじゃない。

0822

 昼ごろからバイトの時間まで本を読んでいました。プログラミング言語の基礎理論とかいうの。結構集中して読んでいたと思うのだけれど、3時間くらいかけて5ページしか進まなかった。やっぱり僕は頭が悪いですね。本当にどうしようもない。
 帰納的閉包という概念を知りました。Cを定数の集合、Fを関数集合とする時、Cを含みかつFに関して閉じている最小の集合をそう呼ぶらしいです。そしてこの帰納的閉包において、Cを含むInd(C,F)の部分集合YがFに関して閉じていればY=Ind(C,F)であるということが、帰納的な証明が有効であることを保証していると本には書かれていたのですが、ついぞ理解できませんでした。なんかそうっぽいなあということまでは分かるのだけれど、あとちょっとのところで厳密な理解が拒まれている感があります。一体何を見落としているのだろう。

 僕は言葉を出来るだけ分解して読む癖があります。組み合わせとしては未知の言葉であっても、要素それぞれについて知っていれば、なんとなく意味はわかります。だからさらりと流してしまうことが多いのだけれど、その言葉の本質は組み合わせにあるわけで、それが記憶に残りにくい。僕の物覚えが悪いのは、そんな理由によるのではないか、と思いました。それから、前々から思っていたこととして、僕は意味を覚えるのが苦手です。例えば最近英単語を覚えていて気付いたのですが、英単語そのものはよく覚えられるのです。ところが、日本語の意味がまったく出てこない。逆に、日本語の意味が英単語につながらない。こういう発音の英単語があったことを覚えていて、こういう意味の英単語があったことも憶えているのだけれど、その2つが連結しないのです。
 僕の記憶は、かなり個別的に蓄えられているのかもしれません。あるいは、あまりに記憶同士の繋がりが強すぎて、ごっちゃになってしまっているのかもしれない。いずれにせよ、対策としては、関連させて覚えるべき複数の概念を、ひとつの文や図にまとめてしまうというふうに、ソリッドに記憶してしまうということが考えられます。要は、文章をまるごと暗唱してしまうわけです。

 夕方からバイト。上司が休みだったことと人数が少なかったこととでかなり大変でした。最近上司が仕事のやり方を変えたため、かなりの部分を彼の経験に頼っている状況なのです。よくない。

 明日も勉強をして過ごすつもり。いつになったら僕は賢くなれるのか。