Redundanz

僕の言葉は、人と話をするためにあるんじゃない。

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 田崎先生の数学の教科書を読んでいます。普通の数学の本ほど厳密ではなくて、なんとなくもやもやはするけれどさくさくと進みます。極限操作をランダウの記号を使ってやっていて、なんでそれで大丈夫なのかよくわかりませんがそれで厳密にやった結果と同じになっている。ううむ、よくわからん。もしかすると数学の厳密さというのは、曖昧な部分を一箇所にまとめて見通しよくしている部分にあって、実際はこういうやり方と同じくらいに適当(あるいは厳密)だったりするのかもしれないとも思います。まあ細かいことは気にせず一通り計算の仕方を思い出したり覚えたりしましょう。厳密さにこだわり過ぎるのは良くない。
 集合・位相入門も少し読みました。順序同型のところ。N,Q,Z,Rは互いに順序同型ではないことを証明してみたり。背理法は便利だけどやっぱりなんか妙な感じがあるよね。

 夕方からサークル(AVではなく合唱のほう)の人達と脱出ゲームに参加して失敗しました。まあ自分の役割は果たしたかなという感じなのでそれなりに満足です。それから久しぶりにI氏と込み入った話をして楽しかった。彼と僕とは考え方は似ていると思われるのに、人間に対する考え方の決定的な違いが結構大きな思想の差を生んでいて面白いです。

 自己を認識するためには他者が必要であるという話をたまに聞くけれど、仮にこの理屈が正しかったとして、この他者というのは別に人間でなくても良いよね、とか。