Redundanz

僕の言葉は、人と話をするためにあるんじゃない。

0916

 修了検定に合格しました。決められたコースを15分ほど走って助手席にいる教官に運転技能を採点されるやつ。右左折にちょっと余裕がないとは言われたけれど、合格点を下回ってしまうほどの問題ではなかったようです。よかった。あとは仮免学科試験に合格すると仮免許がもらえます。ついに僕も外の世界に出ることになるのか。人轢いたらどうしよう。どうでもいいけれど、修了検定とか効果測定とか、割と一般名詞じみた語感なのに自動車学校では特定の意味を帯びている語と言うのが嫌いです。強制される内輪感みたいなの苦手だ。

 大学のいつものベンチで考え事をしていたら知らないおじさんに話しかけられました。また宗教勧誘かしらと思ったらそうではなくて、大学の講義に潜りに来ているのだとか。東芝を定年退職したのち、興味のあることを勉強したり旅行したりして(アポ取って海外の大学を訪問したりもするらしい)余生を過ごしているのだといいます。妙な人もいるものだなと思いました。つらい気持ちにならずにそういうことをするのは、僕にはきっと不可能だ。
 東芝時代は海外に駐在して、マーケティングの仕事をしていたのだそうです。人に話しかけて、自社製品の印象やら需要やらを調べてレポートにまとめて会社に提出するということをずっとやっていたらしい。市場調査ってただアンケートとったりとかじゃないのか、と少し面白く思いました。世の中僕の知らない業種がたくさんあるようです。

 昨夜あんまり眠れず疲れていたので、講義を終えて大学から帰るとすぐ眠ってしまいました。起きて、これを書いています。今日は駒場に行く予定。また野矢先生の講義を取っているのだ。