Redundanz

僕の言葉は、人と話をするためにあるんじゃない。

0923(インド19日目)

 カルカッタではいろいろあってそれも書かねばとは思うのですがひとまず置いといて。今日の昼頃デリーに到着しました。DURONTOという寝台特急で帰ってきたのですが、そこそこ快適でした。ご飯ついてたし。調べたところ2009年から運行を始めたかなり新しい路線のようです。
 懐かしいニューデリーの駅を出て、客引きをかわし(これにはだいぶ慣れた)メインバザールをてくてく歩いて、 アジャイゲストハウスへ。これは地球の歩き方に載っていたホテルなんですが、かなり設備がよく料金も安いので、はじめからここに泊まってれば良かったなと後悔しました。初日はインドにおける距離の感覚をつかめておらず、オートリクシャーに頼りきりだったため、歩いて目的地へゆくということを選択しづらかったのです。
 ホテルで休憩し、銀行へ。旅行会社で騙された際に父がいくらか送金してくれていたのですが、取り返し多分もあり、また安くで旅行することも覚えたために結局降ろさないままになっていたのでした。しかし、せっかく手数料払って送ったのだから(このせっかくはあまり合理的ではないと思います)、それでおみやげでも買ってこいと言われておろしにゆくことに。とある国内主要銀行の本店へ行って、家からメールで送られてきたコードを伝えると、案外簡単に下ろすことが出来ました。多少大雑把でも何とかなるのがインドの良い(本当はダメな)ところよね。
 それからホテルに帰って備え付けのレストランでのんびり。考え事をしたりインターネットを眺めたり。ここで考えたこともいつかまとめなくてはなー。メインバザールで土産物の買い物をしようとも考えたのですが、どうせ値段をふっかけてくるだろうから値切りの交渉が面倒だし、明日早めに空港へ行ってそこで買うことにしました。荷物がふえるのも面倒だ。
 夕食に何を血迷ったかカルボナーラを 頼んでみたのですが、やはりインドクオリティ、やたら油っこくて食べるのに苦労しました。インドの料理はそこそこ美味しいのですが、あまり健康にはよくなさそうです。毎日食べたいものでもないし。おそらく長期滞在すると味覚を損傷します。
 そう、インドが魅力的なのは旅行という特殊な状況においてである、というのが僕の全体としての感想でした。多様で、人と人の距離が近く、ハプニングに満ちている、そういう意味で、この国を旅行することはある種のアトラクションです。しかし僕はこの国に住みたいとは微塵も思わなかったし、今後も思うことはないだろうと思います。ディズニーランドに住みたいと本気で思う人がそれほどいないのと同じように。
 さて、明日は朝の10時には空港に向かいます。インドの空気が若干名残惜しくもありますが、デリーはあんまり好きな街ではないし、何が起こるかわからないインド、帰れなくなっては困ります。真夜中出発の飛行機までかなり時間がありますが、適当にぶらついて時間を潰しましょう。土産も買わなきゃだし。しかし人にモノをあげるというのは本当に苦手なのよなあ。