Redundanz

僕の言葉は、人と話をするためにあるんじゃない。

2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

過程

閉じた目蓋のうらの暗闇は星空よりも広くなければならない。湖の底でたゆたいながら、肌になじむ水の動きに心をとかし、何もないことに耐えかねた空間がふつふつと泡立つのを待つ。指先のみを頼りに、光と闇の隙間から鍵を拾い上げるとき(もちろんそれは誰…

左利き日記3