Redundanz

僕の言葉は、人と話をするためにあるんじゃない。

2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

0625

普遍的な意味での〈知性〉というものがあって、それが自然を理解しようとして数学的構造を見出したとするならば、この世界は〈自然法則〉によってできているといえるかもしれない。けれども生命と知性がひとつのアトラクタに過ぎないのであれば、それによっ…

0622

上手に言葉の出てこない日が続きます。違うな、言葉自体は出てくるのだけれど、吐き出した言葉を意識する力が減っていて、それで自分の言葉の信頼性を担保できない日が続いているというのが正しい。言語野がクーラーのない真夏の教室みたいに淀んでいる。な…

0619

今日は一日中論文を読んでいました。AbstractとIntroductionを読んでふむふむと分かった気になっても、いざ実装しようという段階になると無限にわからない部分が出てくるもので、自分の理解力に対する自分の批判能力の低さにげんなりする。もう少し慎重にな…

0617

自分が文字を書くのが苦手なのは、書いてる間に息を止めてしまっているからっぽいということに気がついた。字や絵を書いているときの息苦しさはてっきり首肩周りの筋肉が硬直することによる血流の低下から来ているのだろうと思っていたのだけど、まさかほと…

0616

今日は社員総会なるものがあり新入社員は自己紹介を求められたので「自己とは何か」という問いについて話をした。たぶん僕の自己紹介はそれで尽きると思う。 ここ最近、帰り道に都電荒川線を使ってみている。山手線で大塚まで行きそこで乗り換える。大塚駅周…

0614

強化学習かなんかでだんだん賢くなってゆくAgentをみんなで討伐するMMOとかあったら面白いと思う。はじめのうちはただ奇怪に蠢くだけだったAIが少しずつ洗練された動作を獲得していき、いつしか誰にも倒せない怪物になっている。そうなったらサービス終了。…

0613

わたしとあなたの違いは、言葉においては表面的なものにすぎない。〈このわたし〉を数多の人格から区別する能力を言葉は持っていない。言葉は本質的に対称的だ。だから誰かを殴りつけるために放たれた言葉はたいてい自分をも殴っているし、外敵を拘束するた…

0612

6月だしどうせ暑いだろと思って半袖で過ごしていたら身体を冷やしてしまった。ちょっと風邪っぽい。 シモーヌ・ヴェイユ「重力と恩寵」を読んでいます。正直なところあまり好きな本ではない。観念に雁字搦めにされた思想、極度に自由度の低い知性、そういう…

0610

平日の疲れが溜まっていたのか夕方くらいまでぐったりしていた。それからふと海を見たくなってお台場まで行ってみる。東京湾は田舎育ちの僕が想定するような海とは全然違っていてその点では物足りなかったけれど、いつもは侵食する側である海が人間のつくる…

0609

「すべては現象にすぎない」という表現がもつ力こそわれわれが真に抵抗すべき敵ではなかったか。その表現のもっともらしさを支えているのもまた他の諸現象であり、だから「すべては現象にすぎない」という表現にわれわれの生活から意味を剥奪する特権的権能…

0608

仕事終わりに終わった案件の打ち上げ。ロシア料理を食べる。美味しかったけどワインで悪酔いしたのか精神の調子が良くない。最近気づいたのだけど僕はお酒があんまり好きではないようです。思考力が落ちるし味もよくわからない。ワインの味とか料理の機微と…

0607

意味不明に疲れています。重力が2gくらいある気がする。呼吸がとても浅くなっているのに気付いて意識的に深く吸うようしだしたらちょっとマシになったような。思い込みかも。 仕事は相変わらず暇なので今日はstan職人ごっこ。確率的プログラミングはよくわか…

0605

たくさん昼寝したせいで昨夜は上手く寝付けず結局一睡もしないまま仕事へ。こないだ大きめの案件が終わった関係でとくにやることはなく、論文を読んだり実験をしたりして過ごす。要するに大したことはしていない。 僕の抱いているニューラルネットにたいする…

0604

どうでもいい日記を再開しようと思います。 体調が悪くて一日ぐったりしていました。全身に無駄に力が入っていて体液の循環が滞っている感じ。折角の休日に勘弁してほしいし、「折角の休日」なんてことを考える自分の生活にがっかりする。休みたいときに休ん…

0603

草原にじっと寝そべってときどき尻尾をパタリと動かすやつやりたい。 なにもかもが自明な作業に見えてきてつらいときは、画家や音楽家の身体は自明な動きしかしないけれどもそこから生み出される圧力は非自明であるという事実について考えることにしている。…