Redundanz

僕の言葉は、人と話をするためにあるんじゃない。

2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

0729

ある状況においてそのルールが適用されうるかいなかを決定する必然的な規則は存在しない。たとえば法律はそれ自体で人を罰するものではなく、それを適用する仕組みがあってはじめて機能する。そして「ある状況」はつねに恣意的だ。この世界のカテゴリには「…

0718

すべての言葉が詩になる特異点。 砂漠の真ん中で星を見るのが夢です。 「私は見ている」という表現は「彼は見ている」と対比されてはじめて意味を持つ。そうでないならただ「見ている」で良いし、より正確には、それが見えたことによる行動の変化があれば良…

0709

世界に意味を見出すことは、世界にその使用法を見出すことでもある。だから世界の解像度を高めることは、願いと意志の精度を高めることでもある。 「われわれの語は「意味」という表現をもっている。ただそれだけのことがわれわれを誤らせてしまう。われわれ…

0702

パラメタ数の多いニューラルネットほど悪い局所解に陥りにくいという話をバイト先の上司にしていたとき、彼がこんなことを言っていた。「結局のところ社会主義よりも資本主義がうまくいっているのは、単に変数が多いからではないか、とかつて考えたことがあ…