Redundanz

僕の言葉は、人と話をするためにあるんじゃない。

2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧

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チョコレートが好きで、生きるのが嫌い。 - Redundanz こんなことを書いたが、そもそも人間には思想を伝達することなど出来ないのだった。言葉はただの構造であり、それにどのように血(意味)を通わせるかは各人に任せるほかない。もちろん、構造に対して摩擦…

チョコレートが好きで、生きるのが嫌い。

これは僕の中にある他者の言葉です。 目的を想定しない理解はありえない。僕らは何かをするために何かを理解する。理解には、理解の使用が前提されている。ゆえに、人生の無意味さを理解することもまた。 生が無意味であることを言葉で語れるか、他者に伝え…

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語るな、示せ、さらば与えられん。

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「どうして君は見ていないものの様子をそんなに正確に当てられたの」そう僕が問うと、天才少女は一瞬首を傾げて、それから何かを合点したような表情になり、答えた。「あなただって目で見ているものの様子はわかるでしょう?」 マニュアル車ってほとんどマニ…

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ich denkeのichとich binのichが別物だという認識は完全に正しいと思うのだが、それがどう違うのか説明せよと言われると難しい。 自己認識としての「私」と、この私としての〈私〉は別物だよね、だって自己認識を有する存在のうちこれだけが僕なのだし、と言…

Intermission

「君の負けだ」老人は言った。 「無意味の意味が定義されてしまった。矛盾の用法が整備された。真理への道は閉ざされたのだ。それでも君は進もうっていうのかい?」 少女は答える。 「ええ、これはそういうお話だもの」

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「縦3cm、横4cmの三角形の面積は6cm^2である」という命題が現実について何か述べるとすれば「もし仮に縦3cm、横4cmの三角形が存在するならばその面積は6cm^2である」という仮定含みの形に書き換えられたときだけで、もちろん現実世界に三角形など"ない"。 「…

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アンパンマン「友達は選ぶようにしていますね」 知的営みから知的な部分を取っ払ってしまったようなものというのが好きです。例えば、谷川俊太郎「なんでもないものの尊厳」とか結構露骨なんだけれど、この詩を例に取ると、前半のなんでもないものについての…

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僕らには自分が何を選択するかを選択することができない。それはただ選択される。そこに自由意志の根拠を見出すか、あるいは自由意志の否定を見出すかは、僕らの自由ということになっている。 一日のうちせいぜい5時間程度しか起きていないのだけれど他の誰…

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生存しています。 最近の思想として〈私〉は世界の性質だというのがあるのですが、それで一人称を「世界」にしてみようかと検討しています。「はい、世界はそう思います」とか「世界はそれを選択します」とか。冗談です。 新しいPCがやってきました。かわい…

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自分の性格に病名がついていた(自由律俳句) 昨日、新しいPCが届いたのですが、何をどう頑張っても起動せず、どうやら初期不良を引いたようでした。BIOSすら起動しないという残念な状況でたいへんがっかりした気持ちです(メーカと販売店に連絡したところ交換…