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Redundanz

僕の言葉は、人と話をするためにあるんじゃない。

電車にて

雑文

死ぬのは恐ろしいことだ
自分が消えるというのは、得体の知れない薄気味の悪いことだって
たとえば記憶の中の僕なんかは考えていて
たしかに実感としては、今だってそうなのだが
しかし最近こんな風にも思うのだ
僕らは一瞬一瞬のうちに生まれては消える
青くきらめく泡のようなものなんじゃないかって
というのも、もし僕の心が本当に過去と未来とに渡って連続しているのなら
僕は過去や未来の僕を意識できなくちゃならないはずなのだ
思い出とか予想としてではなくてさ
だから、僕が今ここにあること
つまり時間と空間の一点に拘束されているってことは
けっきょくそういうことを意味しているんじゃないかって僕は思ったりするのだ
願望かもしれないけどね


知性に対する信頼が
もろく崩れ去ってしまって久しいが
知性の行使に依存する心は
いまだ拭いがたく私の内側にへばりついている
統合失調症にも似た私の現実認識は
知性の遺言を反故にして
好き勝手な意味をそこら中に見いだし続けている
もはや私の発狂は目前だ
私にできるのはただ
猫になりたいと願うことだけ
迫り来る意味の奔流に
じわりじわりと流されながら