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Redundanz

僕の言葉は、人と話をするためにあるんじゃない。

0826

 池袋のジュンク堂へ行ってADHD・LDと自閉症の棚を漁っていました。棚をじっと眺めていると「自閉症の脳を読み解く」という本が目についたのでとりあえず通読。視覚思考/言語思考という従来の区別に「パターンで考える」思考様式を加えていたのが印象的でした。数学や物理学、コンピュータサイエンスなどに秀でているのはこのタイプなのだとか。自然に物事の構造が見えるらしい。自分の経験を思い返してみても、たしかにそういう人達がいたように思います。不思議に数学が出来る人というのが。彼らと比べると、たぶん僕は物事のパターンを見抜くのがそんなに得意ではありません。やっぱり僕は視覚的に思考をするタイプで、イメージと連想によって世界を認識する。イメージを頭のなかで操作する能力が高いおかげで目に見えるパターンを発見するのはそれなり得意なのだけど、理論や技術のパターン、時系列的なパターンなどを把握するのはそれほど得意ではない。応用力がないのです。経験を未来に活かせないタイプ。
 ただまあ、そういう能力が自分は未発達なのだということがこうして意識された以上、なんらかの改善の仕方はあるだろうと思います。その本の著者は視覚優位の自閉症者で、僕に似て工作や幾何が得意で抽象代数が苦手な人物なのですが、彼が物事を学習するために培った技術というのも多少参考になる。要は何でもかんでも視覚化して、あとメンターに出会うってこと。
 それからビジョントレーニングの本とか、ADHD向けの生活マニュアルなどをぱらぱらと読む。やっぱり動いているものを眼で追う能力は結構低いようです。球技の出来なさとか、運転の苦手さはこの辺にあるぽい。ただし本で紹介されているトレーニング内容は"ちょっと頑張れば"簡単に出来てしまうから、これを訓練するにはもう少し難しいものを自作する必要があります。この平常時と全開時の能力差は結構問題で、これのせいで実生活上の問題が検査には現れてこなかったりするのだ。僕がつねに全力で生きられるくらいにパワフルであればいいのかもしれないけれど。体力。