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Redundanz

僕の言葉は、人と話をするためにあるんじゃない。

0113

 「『経済』の哲学」という本を読んでいます。秋学期に受講していた西洋倫理思想史の先生が書いたもので、その若い先生がけっこう好印象だったために買ってみたものなのですが、これが思った以上に面白い。自分の興味関心にドンピシャな本をじっくり読むのも楽しいけれど、そこをあえてちょっと外したものを読むのもいろいろな発見があって良いですね。認識枠組みの相対化を趣味にしているようなところがあるので、それで思想史というのが案外好きなのかもしれない。僕の人生を脱価値化する傾向は、ある意味で問題だけれど、一方でいろんな立場をフラットに眺められるという利点も当然のことながら持っているのだなあと思ったりもしました。それから、あまり文体がこなれていないので、ついこの前長文を苦労しながら書いた身としてはいろいろ参考になるところがある。自力でやってみて取っ掛かりを作ること。

 ついでに表紙とタイトルに一目惚れして買った「虚無感について」という本も読んでいます。ちょろっと読んだ感じでは、これはかなりの当たりっぽいです。翻訳は少し微妙だけれど。

 なんだか疲れているので今日は早めに眠ります。明日は部屋の整理を進めよう。あとバイト。

 受験生時代に読んだ英文に、賢く魅力的で文学的素質に恵まれながら、大言壮語な夢を語り結局のところなにも成し遂げなかった人物が出てきたのを覚えています。そういう人間にちょっとだけ憧れているのです。