Redundanz

僕の言葉は、人と話をするためにあるんじゃない。

0728

 ここのところこの日記があまりに叙事的に過ぎる気がするので、もう少し内面に掘り下げてゆこうと少し考えてみたのだけれど、ただ単純に僕が何も考えていないだけでした。試験期間中の常なのですけど。そういう意味では、思い悩むことのない分だけ試験期間は幸福な期間であり、しかも来るべき不幸せをも暗示しているから、明と暗、静と動を体現した僕の人生の縮図のようなひとときなのだ、とか考えてみて、なんか違うなあと思って我に返る。内面を捏造するのは案外難しいものなのです。

 明日の図形科学の試験はそれほど難しいものでは無さそうなので、アパートに引きこもっての試験勉強のために尽きかけていた生活物資の買い出しにゆきました。お供に持っていった記号論理入門をぱらぱら読みながら歩いていると、昨年読んだ時には読み飛ばしてしまっていた大事な部分を改めて発見したり、理解できていなかった構造が浮かんできたりして、少し成長を実感しました。はやく学ぼうと焦る気持ちを抑えて、ゆっくり精緻に文章を読むことが出来るようになったのは結構大きいです。それでもまだ全然足りていないのだけど、千の数も0と後者関数から、なのだ。頑張りましょう。

 帰って少し休憩して、試験勉強をしました。CADやCGの一般的な性質については割と知っているし答えられるのですが、3dsMaxに特殊な機能について問われると知らないとしか言いようがありません。こんなことを知ってどうするのだと憤慨しかけたのですが、そもそも図形科学という講義自体がそんな感じなので、的はずれな怒りを抑えてソフトウェアのリファレンスを眺めたりしました。まあなんとかなるでしょう。
 ひと通り勉強をした後、部誌の表紙を描きました。前回は虎の子である"白紙(表紙絵はあなたの心のなかに)"をやってしまったので、今回は何か用意せざるを得ません。適当に夏っぽい成分(あからさまな夏っぽさ(青い空白い雲広い海など)はやめました)を組み合わせると、まあまあ満足のゆく仕上がりに。一つ肩の荷が下りました。ふう。

 そろそろインドゆきの航空券を予約せねばなりません。その前に自分のやらねばならないことを把握せねばならないのですが、気が重いので明日の試験が終わってからにしましょう。