Redundanz

僕の言葉は、人と話をするためにあるんじゃない。

0418

 豊かな人生を送りたいと思う。ここでいう豊かさというのは、豊富な教養とか丁寧な食生活とか適度な運動とかそういったものの集積のことではなく、退屈な時間を持て余してノートの片隅に落書きをはじめるような、そういう隙間に満ちた生活のことである。にゃおーん。

 自分と同じ問いを同じ深刻さで抱えている人間とだけ話がしたいと感じる。そうでない人と話しても曖昧に納得されるか怪訝な顔をされるかのどちらかである。とくに曖昧に納得される虚しさといったらない。自分にとって必然だったそのまわり道は、彼らにとっては本当にまわり道でしかないのだ。