Redundanz

僕の言葉は、人と話をするためにあるんじゃない。

哲学

1119

25歳になって2日が経ちましたがとくに変わりはありません。自分が生まれて四半世紀が経ったのだと思うとちょっと変な気がする。昨日の続きを毎日やり続けていただけなのにこんなに遠くへ来てしまった。 ところで四半世紀っていうと4と2分の1世紀っぽくて…

0917

言葉を用いて相貌を伝えることは出来ない。言葉は相貌の上に築かれたものだからだ。林檎の相貌を知らない人に、いくら言葉を尽くしたところで、実際に林檎を目にしたときの「その」感じを伝えることは不可能である。もちろん林檎の相貌を構成する要素的な相…

0723

すぐ日記をサボってしまって良くないです。僕がまとまった文を書くためにはそれなりの精神的助走が必要で、仕事をしてるとその余裕がなくなってしまう。小話のネタとか、やってみたいこととかそれなりに堆積してはいるのだけれど。このままだと化石になっち…

0713

僕が考えた駄洒落の中でたぶん最も雑なもの。「沖縄はおっきいなあ、わあ!」。はい。 「存在と時間」を読んでいます。予想していたほど理解できない感じではない。言いたいこと・問題意識はなんとなく分かる。ただ僕の中の早合点メタツッコミエンジンはすで…

0625

普遍的な意味での〈知性〉というものがあって、それが自然を理解しようとして数学的構造を見出したとするならば、この世界は〈自然法則〉によってできているといえるかもしれない。けれども生命と知性がひとつのアトラクタに過ぎないのであれば、それによっ…

0408

哲学は自己免疫疾患です。 システマティックに生きているとすぐ人生が今日×N日になってしまう。より効率的に生きてゆくために作り出された仕組みが、人間を生きることから締め出してしまう。問題なのはここで「さあ非効率なことをしよう、不合理なことをやろ…

0401

「選言は絵に描くことができない」と言っている人を見かけて興味深い視点だと思った。「林檎がありかつ蜜柑がある」という状況は林檎と蜜柑を一緒に描けば伝わるが、「林檎または蜜柑がある」という状況はどう描いたものかよくわからない。「林檎がある」「…

0329

ふと思ったこと。僕は概念を分析することにあまり価値を見出していない。たとえば愛と友情の違いとか、真実と美の類似性とか、そういう主題について考えることに意味を感じないのだ。というのもわれわれはそれらの概念をふわっと扱っているのであって、その…

0228

論理の説得力は錯視のそれに近い、ということをふと考えた。 『プロレゴメナ』をちびちび読んでいます。今更ながらやはりカントは偉大だと思う。ただ純粋直観と経験的直観の区別は彼が考えていたほどには厳密なものではなく、むしろスペクトラムをなしている…

0213

卒論の口頭試問が終わりました。いったいどんなダメ出しを食らうのだろうと戦々恐々としながら行ったらわりと恙無く終了しちょっと拍子抜け。主査の先生から「一つの哲学としてちょっと感動した」と言ってもらえたのは嬉しかった。まあ所詮は学部の卒論だか…

0129

人間は(というか生物は)知覚を行動に変換する関数として捉えることが出来ると思う。で、単純なフィードフォワードネットワーク(つまり直観)では計算の深さに限界があるから、繰り返し構造を導入して効率化を図ったものが言語である、と考えてみたい。こ…

0107

われわれは宇宙の使いみちについて知っているだけで、宇宙については何も知らない。 真に考える価値のある問題のほかに何も考えたくないと思う。しかし真に考える価値のある問題などあるのか。すべての哲学的問いが言語論的なのであれば、つまりすべての答え…

1201

くるりくるり。無限小の円周を歩いて回る。 孤独について考えていました。思うに僕は、あらゆる超越的なものたちを言語ゲームの内側に位置づけるにあたって、他者性という超越も退けてしまったのだと思います。何が言いたいかというと、他者というものもまた…

1118

物事を抽象化するためには、捨象される部分が一個の対象として"見えて"いなくてはならないということに気付いた。つまり抽象化においては瑣末な情報が落ちているのではなく、それらが(こう言ってよいのかはわからないが)無意識に回収されているのだ。個々…

1015

卒論がなかなか書けないので焦っています。内容自体は大筋で決まっていて、喩え話もたくさん用意してあるのに、なかなか筆が進まない。計画的に少しずつ書いてゆけば良いのだと言葉の上では思うのだけれど、心の底ではこれは「一気に書いてしまう」べきもの…

1014

ランダムネスもまた言葉、観念にすぎないのだ、ということを思う。つまりそれに対応する実体がこの世界にあるわけではないということ。無意味が非意味であるのと同じように、無規則もじっさいは非規則として見出された一つの規則なのだということを考える。…

1013

紙面を線によって分割することを考えよう。言うまでもなくこれは分節化の比喩である。紙面は世界であり線は文法であって、線に囲まれた領域は観念である。さて、ある領域を囲むために引かれた線が、意図せず他の領域をも囲っているということがありうる。こ…

0925

論理定項がこの世界に実在するかという議論において、若きウィトゲンシュタインはラッセルに対し「この部屋にサイがいないことを証明せよ」と食ってかかったという。「否定」のような論理定項が実在するなら、それを見せてみろというわけである。結局ラッセ…

0924

記号とは対象を代替するものではなく、むしろ人間を操縦するための特殊な刺激であると捉えたほうが筋が良い気がする(これも一つの喩えだが)。少なくとも「計算は予測をしないが、君は計算によって予測をすることができる」というウィトゲンシュタインの言…

0917

自分の気持ちというのもまた一つの言語ゲームである。気持ちに実体などない。生活の各場面において気持ちとして扱われる"表現"こそが気持ちの実態なのであって、その背後に本当の気持ちが控えているというわけではないのである。我々が自分自身を観察したと…

0831

メインPCが突然故障したので修理を依頼していたのだけど、今日業者が引き取りに来た。調べたところわりと頻発している不具合らしく、購入前の調査が甘かったなと反省しつつ保証期間内に故障したのは僥倖だったなと思う。ただしばらくメインが使えないのであ…

0827

物理学が現象を高精度で予測できることは、すべては解釈でありゲームであって世界と直接関わるものではないという認識に相反するように思われる。われわれは世界について何か本質的な知識を掴んでいるから、それができるのだと言いたい気持ちになる。とくに…

0811

りんごは実在するだろうか?いいえ、りんごはアトムの寄せ集めにすぎない。ではアトムは実在するだろうか?わからない、というのもアトムが実在するというときの「実在」は結局のところりんごの「実在」と同じ実在であるから。われわれに与えられている実在…

0806

現実をどこまで数学に近づけられるか。条件を厳しくしてゆけば実験は(正しい)数学的モデルに無際限に近づいてゆくという予感をわれわれは持っており、しかし無限に条件を厳しくすることはもちろんできない。ここで「無限に条件を厳しくする」ということは…

0805

「よくわかりません」という祈りの声だけが虚空を満たしている。 計算はそれを実行する基体に依存しないということが、われわれが世界に触れられないことの証明になりはしないか。証明というのは嘘で、いつものことながらこれは喩え話なのだけれども。言葉を…

0801

ヒューム『人性論』を読んだ。「世界について知ることはけっきょく自分の中にあるものを知ることに過ぎないのだ」というこの失望を、はるか昔の哲学者がすでに味わっていたということ。逆説的ではあるけれど、なにか勇気付けられたような気持ちになる。とに…

0729

ある状況においてそのルールが適用されうるかいなかを決定する必然的な規則は存在しない。たとえば法律はそれ自体で人を罰するものではなく、それを適用する仕組みがあってはじめて機能する。そして「ある状況」はつねに恣意的だ。この世界のカテゴリには「…

0718

すべての言葉が詩になる特異点。 砂漠の真ん中で星を見るのが夢です。 「私は見ている」という表現は「彼は見ている」と対比されてはじめて意味を持つ。そうでないならただ「見ている」で良いし、より正確には、それが見えたことによる行動の変化があれば良…

0709

世界に意味を見出すことは、世界にその使用法を見出すことでもある。だから世界の解像度を高めることは、願いと意志の精度を高めることでもある。 「われわれの語は「意味」という表現をもっている。ただそれだけのことがわれわれを誤らせてしまう。われわれ…

0618

Chainer-SegNetを実装してみた。max_pooling_2dのbackward_cpuを参考にして書いたupsamplingがやたら遅かったので、ちょっと頑張って高速化。1桁くらいは速くなったけど、まだやりようはありそう。副残物としてpoolingのbackward_cpuも同じくらい高速化され…