Redundanz

僕の言葉は、人と話をするためにあるんじゃない。

0917

言葉を用いて相貌を伝えることは出来ない。言葉は相貌の上に築かれたものだからだ。林檎の相貌を知らない人に、いくら言葉を尽くしたところで、実際に林檎を目にしたときの「その」感じを伝えることは不可能である。もちろん林檎の相貌を構成する要素的な相…

0820

黒猫なんていないよ、ただ黒猫という言葉があるだけ。それは取っ手なんだ、あるいはツマミかもしれないが、それを介することで君は現実を操作できる。まあ君や現実も同じく取っ手の一つにすぎないんだけどね。烏はそう言うとばさりと羽ばたいて忽然と消えた…

0816

久しぶりの労動。休み期間中に見事に昼夜逆転してしまったため昨夜は寝るのに失敗し3時間睡眠での出社だったけど、それでも休み直前と比べれば随分と調子が良かった。「6時間睡眠を2週間続けると2日徹夜したのと同じくらいまで認知能力が下がる」という話は…

0815

机周りを片付けていたらコインマジックの本が出てきたのでコインマジックの練習をしはじめた。典型的なADHD仕草である。David Rothのハンギングコインというルーティンをきちんと演じられるようなっておきたいとかねてより思っていたので、Youtubeで参考動画…

0814

昨日はうまい具合に衝動性を上げることができたので青春十八切符を買って電車に飛び乗ってみた。京浜東北線に揺られながら適当に近場の観光地を調べていると、静岡県の三島という場所が気になったので向かってみる。昼過ぎに家を出て寄り道しつつ向かったの…

0811

ここのとこずっと疲れていてなにもする気になれなかった。12時間ほどぐっすり眠ったらしんどさはだいぶマシになったけれど空虚感は継続中。生きるの楽しい!って一度くらいは心から思ってみたいんだけど。そういう日は来るのかなあ。うーん。 知識を得ること…

0723

すぐ日記をサボってしまって良くないです。僕がまとまった文を書くためにはそれなりの精神的助走が必要で、仕事をしてるとその余裕がなくなってしまう。小話のネタとか、やってみたいこととかそれなりに堆積してはいるのだけれど。このままだと化石になっち…

0713

僕が考えた駄洒落の中でたぶん最も雑なもの。「沖縄はおっきいなあ、わあ!」。はい。 「存在と時間」を読んでいます。予想していたほど理解できない感じではない。言いたいこと・問題意識はなんとなく分かる。ただ僕の中の早合点メタツッコミエンジンはすで…

0707

「調和」「変革」 僕はどうも「心を込める」ことが苦手なようなのです。滲んだり漏れたりすることはあっても、込めることはできない。気持ちゆっくり目にキーボードを叩いているとき、僕はそこに浮かび上がる言葉たちに気持ちを乗せているような錯覚に陥るけ…

0702

粘土細工。僕にとっての考えることのイメージ。はじめに用意した一定量の粘土塊、その分量が概ね現実に即していて、そしてそれを連続的に変形させることによって目的のものをつくることができるなら、現実においてもその思考は実現可能である。ただしそうし…

0630

人は生きている時間の大部分を立っているか座っているか寝転んでいるかの状態で過ごすのだなと考えたら不思議な気分になってきた。姿勢は大事。 単眼カメラからの深度推定をニューラルネットに教えています。とある論文を適当にChainerで実装してみただけな…

0625

普遍的な意味での〈知性〉というものがあって、それが自然を理解しようとして数学的構造を見出したとするならば、この世界は〈自然法則〉によってできているといえるかもしれない。けれども生命と知性がひとつのアトラクタに過ぎないのであれば、それによっ…

0622

上手に言葉の出てこない日が続きます。違うな、言葉自体は出てくるのだけれど、吐き出した言葉を意識する力が減っていて、それで自分の言葉の信頼性を担保できない日が続いているというのが正しい。言語野がクーラーのない真夏の教室みたいに淀んでいる。な…

0619

今日は一日中論文を読んでいました。AbstractとIntroductionを読んでふむふむと分かった気になっても、いざ実装しようという段階になると無限にわからない部分が出てくるもので、自分の理解力に対する自分の批判能力の低さにげんなりする。もう少し慎重にな…

0617

自分が文字を書くのが苦手なのは、書いてる間に息を止めてしまっているからっぽいということに気がついた。字や絵を書いているときの息苦しさはてっきり首肩周りの筋肉が硬直することによる血流の低下から来ているのだろうと思っていたのだけど、まさかほと…

0616

今日は社員総会なるものがあり新入社員は自己紹介を求められたので「自己とは何か」という問いについて話をした。たぶん僕の自己紹介はそれで尽きると思う。 ここ最近、帰り道に都電荒川線を使ってみている。山手線で大塚まで行きそこで乗り換える。大塚駅周…

0614

強化学習かなんかでだんだん賢くなってゆくAgentをみんなで討伐するMMOとかあったら面白いと思う。はじめのうちはただ奇怪に蠢くだけだったAIが少しずつ洗練された動作を獲得していき、いつしか誰にも倒せない怪物になっている。そうなったらサービス終了。…

0613

わたしとあなたの違いは、言葉においては表面的なものにすぎない。〈このわたし〉を数多の人格から区別する能力を言葉は持っていない。言葉は本質的に対称的だ。だから誰かを殴りつけるために放たれた言葉はたいてい自分をも殴っているし、外敵を拘束するた…

0612

6月だしどうせ暑いだろと思って半袖で過ごしていたら身体を冷やしてしまった。ちょっと風邪っぽい。 シモーヌ・ヴェイユ「重力と恩寵」を読んでいます。正直なところあまり好きな本ではない。観念に雁字搦めにされた思想、極度に自由度の低い知性、そういう…

0610

平日の疲れが溜まっていたのか夕方くらいまでぐったりしていた。それからふと海を見たくなってお台場まで行ってみる。東京湾は田舎育ちの僕が想定するような海とは全然違っていてその点では物足りなかったけれど、いつもは侵食する側である海が人間のつくる…

0609

「すべては現象にすぎない」という表現がもつ力こそわれわれが真に抵抗すべき敵ではなかったか。その表現のもっともらしさを支えているのもまた他の諸現象であり、だから「すべては現象にすぎない」という表現にわれわれの生活から意味を剥奪する特権的権能…

0608

仕事終わりに終わった案件の打ち上げ。ロシア料理を食べる。美味しかったけどワインで悪酔いしたのか精神の調子が良くない。最近気づいたのだけど僕はお酒があんまり好きではないようです。思考力が落ちるし味もよくわからない。ワインの味とか料理の機微と…

0607

意味不明に疲れています。重力が2gくらいある気がする。呼吸がとても浅くなっているのに気付いて意識的に深く吸うようしだしたらちょっとマシになったような。思い込みかも。 仕事は相変わらず暇なので今日はstan職人ごっこ。確率的プログラミングはよくわか…

0605

たくさん昼寝したせいで昨夜は上手く寝付けず結局一睡もしないまま仕事へ。こないだ大きめの案件が終わった関係でとくにやることはなく、論文を読んだり実験をしたりして過ごす。要するに大したことはしていない。 僕の抱いているニューラルネットにたいする…

0604

どうでもいい日記を再開しようと思います。 体調が悪くて一日ぐったりしていました。全身に無駄に力が入っていて体液の循環が滞っている感じ。折角の休日に勘弁してほしいし、「折角の休日」なんてことを考える自分の生活にがっかりする。休みたいときに休ん…

0603

草原にじっと寝そべってときどき尻尾をパタリと動かすやつやりたい。 なにもかもが自明な作業に見えてきてつらいときは、画家や音楽家の身体は自明な動きしかしないけれどもそこから生み出される圧力は非自明であるという事実について考えることにしている。…

0505

新しく言葉を覚えるのはむつかしい。辞書的な定義を知るだけでは、その言葉を正しく理解したことにはならない。言葉を知ることは、その言葉の使用に妥当する新しい状況を知ることであり、世界に新しい境界を引くことである、と思う。たんなる言い換えによっ…

0408

哲学は自己免疫疾患です。 システマティックに生きているとすぐ人生が今日×N日になってしまう。より効率的に生きてゆくために作り出された仕組みが、人間を生きることから締め出してしまう。問題なのはここで「さあ非効率なことをしよう、不合理なことをやろ…

0401

「選言は絵に描くことができない」と言っている人を見かけて興味深い視点だと思った。「林檎がありかつ蜜柑がある」という状況は林檎と蜜柑を一緒に描けば伝わるが、「林檎または蜜柑がある」という状況はどう描いたものかよくわからない。「林檎がある」「…

0329

ふと思ったこと。僕は概念を分析することにあまり価値を見出していない。たとえば愛と友情の違いとか、真実と美の類似性とか、そういう主題について考えることに意味を感じないのだ。というのもわれわれはそれらの概念をふわっと扱っているのであって、その…